達成感

「今日は本当に充実した一日だった」「やるべきことをすべて終えられてスッキリした」
そんな風に思える日は、皆さんにとって一年のうちに何日あるでしょうか? 

日単位や週単位で予定を立て、「やることリスト」を作って、一つずつこなしていく。リストの項目がすべて消去できたら「スッキリ」なわけですが、私の場合、そうはいかない日の方がはるかに多い気がします。

<ある日のやることリスト>

(↑仕事も家庭での雑用も一緒にして、とりあえず思いついたものを書き出しています。)

一日が終わるときにリストを見直すと、積み残しがあり、「あー、できていない、気持ち悪い」そんな風に思ってしまうことがほぼ毎日。
では、なぜそんな事態に陥ってしまうのか。それはひとえに計画が甘いとしか言いようがありません。

過大な期待を自分にかけて、あれもこれもと「やることリスト」に詰め込んだところへ急用が入ったり、疲れてやる気が出なかったり、ちょっと休憩しようとついついビデオを観たり、ゲームをしたりと、予想もしない邪魔が入る場合もあれば、自分自身が予定の邪魔をしていることも多々。

本当は気分転換をしたり、ゆっくり休憩したりという時間も考慮して、計画を考えるべきなのでしょうが、これだけできれば…という希望的観測でいろいろ詰め込んでしまいます。

一日の中で一番頭がスッキリしているのは午前から午後早くにかけてなので、この時間帯に通訳練習などをできればいいのですが、緊急性や自分の好みで一日の「やることリスト」をこなしていった結果、気がついたら夜。もうそのころには疲れてしまって、「通訳の練習は明日でいいか」という気分になってしまっています。

かくして、いろんなことを一日の間でこなしたはずなのに、「積み残し感」による罪悪感を持ったまま眠りにつき、私の通訳技能は進歩しないままに。あー。

と言うことで、今さらながら考えたこと。
私の中で達成感を持てたと感じられるのは、「やることリストをすべてこなせたとき」「通訳の練習ができたとき」のようなので、まずは朝から午後のうちに15分でも集中して通訳練習をする。
毎日何時間も仕事以外で通訳の練習に時間を取ることは現実的に不可能なので、そこは潔くあきらめて、せめて15分×2回=30分集中して時間が取れればよしとする。

この「集中」がやっぱり大事なのですね。何時間も練習していても、ついつい途中でメールをチェックしたり、机の整理を始めたりと、「ながら」になってしまいがち。その結果、時間をかけてもモヤモヤが残るという状態になってしまうわけです。

…と分析はできたのだから、あとは実行あるのみ。
頑張ります!

(小宗睦美)