単語の覚え方③

「単語の覚え方③」を書こうと思っていたところ、7月30日の朝日新聞で「やる気がでる」インタビュー記事に出会いました。

「語学に近道なし 意見ぶつけて尊敬しあえる関係に」というタイトルで、インタビューで語っているのは、サッカー日本代表の吉田麻也選手。現在はドイツ1部のチーム、シャルケでプレーしておられます。

とても興味深い内容だったので、少し内容のご紹介を。

子どもたちに「サッカー選手になるにはどうしたらいいですか?」と聞かれて、吉田選手は何と答えていたでしょうか?

「英語をやろう」と答えていたとのこと。

「サッカー選手になるのに英語の勉強?」と思いますが、サッカーで頑張るのはもちろんのこと、「自分の武器として英語が必要」「英語ができれば仕事の幅が広がる」ということだそうです。そう言われると、確かにその通り。

私がこの記事を読んで吉田選手がすごいと思ったのは、それを高校生のころから考え、実践していたこと。当時からイギリスのプレミアリーグで活躍することを目標にしていたそうです。

記事の最後に「この記事を読んだ人はまず何から始めればいいですか?」という質問があったので、気になってじっくり読んでみました。

吉田選手はこう答えています。

『毎日10分の単語テストをやってください。気になった単語を10個書き出して、夜と次の日の朝に必ず。1日20分、どんな忙しくたって時間はとれる。3週間やれば習慣化します』 (朝日新聞 2022年7月30日記事より抜粋)

なるほど。

私も単語はいろいろと覚えようと努力はしてきましたが、仕事に追われて必死になって覚えるときと、切羽詰まった感がないときの覚え方は全然違います。

そう考えると、英語力をさらに引き上げるには、ふだんから「濃く」覚える時間を設けることも必要かと思いました。

よし! やってみよう。

まずは、自分にプレッシャーをかけるために、ちょうど始まった一カ月ほどの英語講座の受講生さんたちの前で「私、単語覚えます。毎日10分夜と朝に時間をとります」と宣言しました。

ついでに「皆さんも一緒にやりませんか?」と誘ってみましたが・・・反応なし。残念。

仕方がありません、自分のためにやるわけですから。気にしない、気にしない。

講座が終わるころには3週間ほどたっているので、習慣化できていればこっちのもの。

こうして始めましたが、英単語10個はなかなかハードルが高い。

3日間10個で進めましたが、4日目の今日から5個に。

いくらなんでも5個なら覚えられる(少なくも覚える時間を取ることはできる)はず。

工夫として、今は以下の4つを中心に単語を覚えようとしています。

ちゃんと単語と向きあおうとすると、5個でも大変です。

① 英語の単語だけでなく、覚えやすい例文やフレーズも一緒に残しておくこと。

② 発音は必ず聞いて確認、読んで確認すること。

③ 最初に覚えるときはとりあえず紙に書いておく。アナログな人間なので、手を動かしたい、でも手書きなので読みにくいときもある。それでもオッケー。

④ 数日後にノートに清書する。清書することでもう一度単語を見直すことができる。整理して覚えやすい方法を考えたりもする。何より読みやすくなって記録として残せる(これを清書と言えるかはナゾですが)。

※5個という単語数は死守しますが、やり方は持続可能な方法にまた変えていくかもしれません。

ここでこうして書いたことも自分によいプレッシャーをかけたことになるかと思います。

一カ月後、どんなご報告ができるか楽しみです。

<参考記事>

「お金かけずに英語ペラペラ「まずこれをやって」吉田麻也の必勝勉強法」

★朝日新聞有料デジタル版では記事の全文読めます。

https://www.asahi.com/articles/ASQ7W54ZJQ7BUTQP00T.html?iref=pc_extlink

(小宗睦美)

 

前の記事

ものは考えよう