SNSで英語発信のススメ

SNSで英語発信のススメ

英語でコミュニケーション、そんな機会が欲しいけど、現実にはなかなか…と思っている人は多いのではないでしょうか。外国人の友達がいて、頻繁にやり取りできればよいですが、日本で暮らしている場合はかなり難しいですよね。

英語を聞く、読むについてはいろいろな教材がありますし、相手がいなくても一人で完結するのでそれほど苦労しなくても続けることはできます。たとえば、TOEICの勉強をすることで聞き取りや読み取りを鍛えることはできるでしょうし、英語の映画やドラマを観て表現を学ぶこともできます。

でも、話す、書くという発信型のスキルについては、相手がいないとできない!
…と、私も思っていました。確かにその通り、一人で喋っていても面白くない、日記を書いても続かない。私自身は相手をしてくれる人がいないと、英語で考えて発信することはなかなかできません。日本語で考える方がずーっとラクなので、英語で考えるという「めんどくさい」作業は続かない、一人で壁打ちし続けても返してくれる人がいないとすぐに飽きてしまう、要は怠け者なのでしょう。

けれども、それではいつまでたっても発信力はつきません。それで最近、一人でもできる新たな試みを始めました。インスタグラムで英語投稿をすることにしたのです。これまでSNSは登録しているだけで、まったく積極的に活用していなかったのですが、趣味の世界のテーマに限って英語で文章を書き投稿するようにしました。一方、英語で投稿している人をドンドンとフォローするようにもしています。そうすると、自分の投稿にも英語のコメントがつくこともあり、それに返事をすることで英語を考える機会が増えていくという嬉しい悲鳴、いやいや相乗効果が出てきたのです。

SNSをこれまで使っていなかったのは、怠け者だからというのもありますが、他の人の華やかな生活を見ていると、自分の地味な生活が残念に思えて仕方がない、そんな風に思ってしまう心の狭い自分がイヤだったからです(笑)。でも、趣味の世界だけと決めていればそんな気持ちにはなりません。遠く離れた国のまったく見知らぬ人たちの投稿を楽しく眺めて、ドンドン「いいね!」をクリックしていき、一方で知らない人から自分の投稿に「いいね!」をもらって喜んでいます。何とも単純な私です。

SNSの功罪はいろいろあるでしょうが、私自身はこれまで活用していなかったSNSを英語の発信力を磨くツールとして使ってみたら思いがけずはまってしまいました。「これなら怠け者の私でも英語で考える機会を増やせる!」と今のところ大いに楽しんでいます。コロナ禍で海外にもなかなか行けない今だからこそ、SNSで英語発信と国際交流、今さらですが皆さんもいかがでしょうか?

SNSと英語と言えば、NHKもこんな番組を放送しています。
「太田光のつぶやき英語」
https://www.nhk.jp/p/ts/N3NGPXQLWJ/
Twitterは短いので、英語学習に利用しやすいかもしれませんね。

(小宗睦美)