紫陽花

このところ夕方になると、散歩に出かけています。コロナで外出がままならず運動不足が心配なのでという現実的な理由もありますが(笑)、ご近所のあちこちに思いのほかいろんな種類の紫陽花が咲いていることに気が付いて、紫陽花ウォッチングを楽しんでいます。

お日様がさんさんと降り注ぎ、青空が広がるお昼間の散歩が気持ちの良いのは間違いないのですが、5月に父が亡くなり、まだ心が本調子ではないせいか、薄暗い夕方、そして雨が降りそうなどんよりした曇り空のもと歩くのが、今の私には合っているようです。

とは言え、そんななかでも、民家の庭先や近くの森(林業試験場だった場所ですが、本格的な森です。都内なのに森林浴も楽しめます。)には、水色や紫、ピンクや白などさまざまな色の紫陽花が咲いていて、歩きながら今日はどんな紫陽花に出会えるかとワクワクもしています。

同じ株のように思えるのに違う色の花が咲いていたり、時期によって花の色が変わってきたりと、紫陽花は一筋縄ではいかない花のように思えます。そして、梅雨どきの花だというイメージがあるせいか、晴天の下で見るときより曇りや雨空のときに見る紫陽花の方が風情があって私は心惹かれます。

これまでは歩いているときも「時間を無駄にするものか!」と英語のニュースを聞いたり、シャドウイングをしたりと、英語学習の時間に充てていましたが、今はちょっとそれもお休みです。

薄暗い道の向こうにどんな紫陽花が咲いているだろうかと想像しながら歩いたり、こんな誰も歩いていない暗い道でこの世のものでない不思議なものに出くわしたら怖いだろうけど(霊感などまったくない私ですが)、もしかして懐かしい父が向こうから歩いてくるなら嬉しいだろうな…と考えてみたり。

青空と太陽がぴったりな「さあ、がんばるぞ~!」と外向きな気持ちのときの過ごし方、そして曇り空と雨が心地よい内向きな気持ちのときの過ごし方、どちらにもそれぞれ良さがあるように今は感じています。

散歩の途中で見つけた私のお気に入りのピンクの紫陽花が、私たちtea-of-heavenのロゴに似ていたので、Yuko先生に聞いてみると、こんな写真が送られてきました

パッと見たときはそれぞれ違う紫陽花だと思ったのですが、なんとこれはすべて同じ紫陽花だそうです。刻々と色が変わっていくということで、本当にびっくりしました。

これはYuko先生のおじ様が昔、長野の山の中で見つけられた品種で、その枝をもらったYuko先生のお母様が挿木にしたものが毎年花を咲かせているそう。この枝の子孫たちは、今では「紅山あじさい」という名で世の中に広まっているそうです。

「最初はみんな何でもシロウトだけど、自分色に学んで彩っていこう」というYuko先生の願いがこもったtea-of-heavenというステキな名前、名前の通り、一緒に学びを得られる仲間が増えればいいなと思っています。

小宗睦美