新年の抱負
新年の抱負
あけましておめでとうございます。
毎年この時期になると、「今年こそ!」という思いで、私はいろいろと新年の抱負を考えます。皆さんはいかがでしょうか?
例年、英語関連の「ああなりたい、こうなりたい」を抱負として挙げてきましたが、今年はいつもとは少し違う抱負が頭に浮かびました。
私の2022年の抱負は…
「機嫌のよい人になる!」
2021年が格別不機嫌な年だったわけではないのです。
ただ、具体的な仕事や英語学習の目標を立てて達成していくより、自分が機嫌よくいられる環境を作りだしたり、あれこれあっても自分の気持ちを上向きに楽しく過ごせるよう努めたいと思ったのです。
英語の勉強でも「せねば」「やらねば」という気持ちで取り組むのと、「さあ、やるぞ!」と張り切って取り組むのとでは、同じ長さの時間でも過ぎていくスピードが違うように感じます。これまではついつい「やらねば」モードに入ってしまいがちだったので、今年は自分が機嫌よく楽しめる気持ちを生み出すことに力を注ぎたいと思います。
生まれつきちょっとやそっとでは機嫌が悪くならない羨ましい人もごくたまにいるでしょうが、ほとんどの人は良いことがあれば機嫌がよくなり、嫌なことがあれば気分が落ち込むことでしょう。良いことがあれば「私って何てラッキー!」と思い、嫌なことがあったときには「そういうこともあるある、今度はいいことがあるはず」と思えるよう気持ちをコントロールしていきたいものです。
これはあくまで自分の心の内だけのことですが、実は「あの人は機嫌のよい人だ」と周囲からも思われたいとも密かに考えています。
「○○さんってどんな人だっけ?」と考えたときに、私はその人の特徴的な表情がパッと脳裏に浮かぶのですが、「いつも自然体でにこやかな」ハッピー色の人から「険しい表情で悲壮感あふれる」アンハッピー色の人まで、記憶に残っている表情はそれぞれさまざま。たいがいの人は、ハッピーとアンハッピーの真ん中ぐらいに納まっていますが、「あの人はいつも機嫌がよいね」と周囲が感じる「機嫌のよさ」にするのはなかなか匙加減が難しい気がします。ハイテンションだから「機嫌がよい人」とはならないでしょうし、逆に多少機嫌がよいぐらいでは周りに伝わらないように思います。
そんなことを考えたのも、職場にいつも機嫌がよい(よいように見える)先輩がいて、その人が「おはようございます」と入ってきただけで、気持ちがポッと温まり、こちらの緊張が和らぐ、そんな経験をしているからかもしれません。
私自身のことを言えば、数年前にコーチング研修の通訳をしていたときに、アメリカ人のコーチに「年齢を重ねていけばいくほど笑顔を意識しないと、機嫌の悪い怖い人に見られるよ」と言われたことがあります。そう言われたときは「そんなに怖い顔をしていたのか」と結構ショックでした。通訳の時はいつも緊張するので顔がこわばっていたのでしょうが、改めて機嫌のよい表情を考えるきっかけになりました。
それからは、「緊張している!」と思ったときほど、意識的に口角を上げ、笑顔を作るようにしています。そうすることで、自分の気持ちも少し柔らかくなるような気がします。ただ、このマスク生活で「簡単な笑顔の作り方=口角を上げる」が通用しなくなったのは大きな誤算です(笑)。
今年は表情だけでなく、気持ちの奥深いところで「私、結構機嫌よく過ごせているぞ」と思えるようになって、それが自然に表情に滲みでる、そんな自分になりたいと思っています。
(小宗 睦美)